女性の理想の働き方とは?

 2020.04.16  ワークマネジメント オンライン

ワーキングマザーとして活躍される女性も増え、もはや女性が働くことが当たり前になった昨今。長く働きたい、キャリアアップをしたいと思う一方で、女性ならではの悩みを抱え、息苦しさを感じながら働いている方も少なくありません。この記事では、女性が働くうえで気にしていることや女性の理想の働き方について紹介します。

女性の理想の働き方とは?

増加する日本の女性就業率

かつて日本では、男性が仕事をして女性が家庭を守るという家族のあり方が広く浸透していました。しかし、1986年の男女雇用機会均法の施行をきっかけに女性の社会的な位置付けは大きく変わり始めました。

男女共同参画局によると、日本では生産年齢人口(15~64歳)の減少に伴い2008年以降は就業者数が減少しましたが、2013年以降は緩やかに増加しています(引用元:http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/zentai/html/honpen/b1_s00_01.html)。

理由としては、人口の約3割を占める65歳以上の就業者が男女ともに増加していることや、65歳未満の女性の就業率が上昇していることが挙げられます。

日本の就業者数は2012~2016年の4年間で170万人増加していますが、このうち147万人は女性です。

特に生産年齢(15~64歳)の女性の就業率の上昇が顕著です。男女雇用機会均等法が施行された1986年の女性の就業率は53.1%であったのに対し、2016年は66%と、30年間で13%増加しています。

また、25~44歳の子育て世代の女性の就業率については1986年の57.1%から2016年の72.7%と30年間で15.6%上昇しています。

海外諸国と比べると日本の女性の就業率はOECD(経済協力開発機構)平均の58.6%よりも6%高くなっており、これはG7諸国の中でも低い数値ではありません。(引用:http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-02-02.html

このような女性の就業拡大は、保育所や育児休業制度の整備といった仕事と育児の両立支援に加え、社会全体として女性が職業を持つことへの意識が高まったことが理由であると考えられます。

とはいえ、欧米やアジア諸国と比べると日本の女性管理職の割合は13.0%とかなり低いのが現状です。

特に製造業では就業者を占める女性の割合が30.1%と少ないこともあり、管理職の割合は7.1%にとどまっています。

働き方改革が進んでいく一方で、女性が働きやすい環境作りはまだまだ発展途上であると言えるでしょう。

仕事と育児の両立をしたいと考える人が増加するなか、女性がさらに活躍するためにはより働きやすい環境作りや働き方の多様な選択肢が必要になってきます。

女性が働くうえで気になること

働きたいと考える女性が増加した現代において重要なのが、女性目線で仕事のあり方を考えることです。

まずは、現代の女性が仕事に何を求めているのかを企業のアンケート結果を元に見ていきましょう。

なお、仕事に対する価値観や生活環境は人によってそれぞれ違うため、ここで紹介する内容はあくまで例として参考にしてください。

仕事のやりがい

結婚や出産を機に仕事を辞める女性が多かった時代とは異なり、今は長く働くことを視野に入れている女性が多くいます。

そのため、女性か仕事にやりがいを強く望むケースは少なくありません。

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株式会社MAPのアンケートによると、女性の転職理由の1位は「やりたい仕事がある」となっており、働く女性にとってやりがいや仕事のおもしろさは重要な要素となっていることが分かります。

(引用:https://map-on.co.jp/4561

また、エン・ジャパンのアンケートによると、20代女性が仕事にやりがいを感じることとして「スキルアップや自分の成長を実感すること」「興味のある分野の仕事をすること」「自分の提供した仕事に対して顧客が満足すること」が上位を占めています。

(引用:https://employment.en-japan.com/enquete/report-36/

つまり、企業の営む事業内容に直接関係せず、成長やキャリア形成への貢献度が高くないタイプの仕事ではなく、興味のある分野や裁量の大きなポジションで長く働いてスキルアップを目指したいと思っている女性が多いのです。

プライベートの充実

「やりがいのある仕事を、できる限り長く続けたい」と思う女性は多いいっぽうで、仕事だけにフォーカスした生活を送りたいと考えている訳ではありません。

エン・ジャパンのアンケートによると、20代の女性が仕事に求めることの第一位は「プライベートを大切に働けること」と発表されています。(引用: https://www.huffingtonpost.jp/enjapan/shigoto_a_23238203/

これは、長く働きたい、スキルアップをしたいと考える一方で、家族や友人と過ごす時間や趣味の時間も大切にして働きたいという理想の現れです。

ライフイベント

またやりがいを持って仕事をしたいと強く思っても、女性の場合、一般的には20~30代のキャリアに力を入れたいタイミングに結婚や出産などのライフイベントが重なってしまうことが多いです。

特に、出産前後は「妊娠中もバリバリ働きたい」「出産したらすぐに仕事に復帰したい」と考えていても、自分の体調や家族の状況で思い通りにならないことが少なくありません。

たとえば妊娠中に体調が優れず出社が難しくなる、育児のために長期休暇をとったり時短勤務を続けたりする必要がある、といった理由で望まぬ職種変更やキャリアダウンに至ってしまう可能性も考えられます。

また、結婚による転居や夫の転勤のため自らキャリアを諦めるケースもあります。

そのため、女性は結婚や出産といったライフイベントを迎えたときにどう働くか、生活を維持しつつ続けられるかということに強く関心を持っています。

女性の理想の働き方とは

女性が重要な労働人口としてカウントされる時代において、女性の理想の働き方を知っておくことはとても大切です。

続いては、上記で紹介した女性が働くうえで気になることを踏まえ、理想の働き方について考えてみましょう。

ワークライフバランスが取れた働き方

かつての日本で一般的だった「仕事が第一」「会社に尽くす」といった考え方よりも、昨今においては仕事とプライベートを両立できる働き方や自分らしい働き方が求められています。

そうしたワークラライフバランスの取れた働き方とは、やりがいや達成感を持って働きながら、家庭や趣味などの時間も大切にすることを目指すものです。

興味のある仕事をしたい、キャリアアップをしたいと考える女性は、必ずしもプライベートを犠牲にして仕事をしたいわけではありません。

エン・ジャパンのアンケートによると、20~40代の女性の35%は現職(離職中の場合は前職)のワークライフバランスに満足していますが、同じく35%は不満を感じています。

(引用:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/9905.html

ワークライフバランスに満足できない原因としては、人手不足による業務量の多さやサービス残業の常態化、給料の低さなどが挙げられます。

そのため雇用側は、女性が限られた時間でしっかり仕事をして成果を出せる労働環境や、充実した生活を送れる給与水準を整えていく必要があります。

有給休暇や定時退社の推進はもちろん、職場全体として仕事とプライベートをしっかりと切り替える風土が求められるでしょう。

柔軟で多様な働き方

長く働きたいと思っても、結婚や出産など女性ならではの問題があるのは避けられない事実です。

女性が抱える家庭事情はさまざまであり、仕事にどれだけ重きを置くかは個人によって異なりますが、ライフイベントがあってもうまく仕事ができるような多様な働き方が理想だと言えます。

たとえば時短勤務などの時間の調整を認め正社員としての雇用を継続する制度や、雇用形態を変更して継続的に就業可能できる制度、退職後の再就職を可能にする制度など、働き方の多様化が求められています。

また、仕事の性質にもよりますが、場所を問わず働けるリモートワーク(テレワーク)などの需要も高まっています。

夫の転勤で遠方に引っ越す場合や、子育ての時間を確保するために出社できない女性であっても、家でなら仕事ができる場合が多いからです。

女性は結婚や出産などのライフイベントによりキャリアの計画が立てづらい部分もあります。

だからこそ、一時的に働けなくなったり、仕事をセーブしなければならなくなったりしても、辞めずに続けられる仕事、快く受け入れてくれる柔軟な職場を求めています。

また、産休・育休、時短勤務などの制度があっても、実際にはなかなか活用できない場合や、罪悪感を持ちながら働いているケースも少なくありません。

そのため、安心して制度を使える社内の雰囲気や他の社員の理解が、女性にとって理想の職場を実現するために必要な要素となります。

まとめ

人口減少が進む日本では、女性が人材不足解消の重要な手がかりのひとつになるのは確かなことです。

まだまだ従来の男性中心の働き方が根付いている業界も多いのが現状ですが、女性の仕事に対する考え方や理想の働き方を知り、一人ひとりが活躍できる社会を目指していくことが求められています。

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