ステークホルダーとは?利害関係の範囲や種類から関連用語までをわかりやすく解説!

 2021.07.27  ワークマネジメント オンライン

ビジネスに関わる上で必ず知っておきたい用語のひとつがステークホルダーです。なぜなら、企業が活動した結果に影響される範囲を意識することが仕事をする上で重要だからです。本コラムでは、そもそもステークホルダーとはだれのことを指すのか、基礎的な知識から関連する用語までをわかりやすく解説します。

ステークホルダーとは?利害関係の範囲や種類から関連用語までをわかりやすく解説!

ステークホルダーとは

ステークホルダーとは、組織が活動をしたときに影響を受ける利害関係者のすべてを指します。

簡単にいえば、企業の事業が成功したときに、得をしたり損をしたり、喜んだりガッカリしたりする人や団体のすべてがステークホルダーです。例えば、A社の株を持っている人、A社に出資している金融機関、A社の商品を買っている消費者、そしてプロジェクトメンバーやプロジェクトの承認者、プロジェクトを進行している企業の代表(社長)などを含めステークホルダーと呼びます。

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ステークホルダーに分類される範囲

それでは、ステークホルダーがだれのことを指すのか、具体例を一覧表でみてみましょう。

ステークホルダー

利害関係

株主

金銭的

取引先

受発注

投資家

株式の動きや、それに連動する資産

提携企業

取引における利害や、企業イメージ

金融機関

融資

消費者

商品に対する満足度

従業員

評価、給与への影響、やりがい

行政機関、地域社会

社会的影響

プロジェクトを実行している会社の経営者

プロジェクト成功に左右される企業の信頼、評判、利益、損害

社外の関係者はもちろん、プロジェクトメンバーを含め社内でプロジェクトに関わる人物もステークホルダーとして意識する必要があります。

ステークホルダーの種類

企業活動に影響するあらゆる利害関係者がステークホルダーと呼ばれますが、利害がおよぶ“距離”によって以下のように大きく2種類に分けられます。

  • 直接的ステークホルダー
  • 間接的ステークホルダー

直接的ステークホルダー

直接的ステークホルダーとは、組織の活動結果によって直接利害が発生するステークホルダーです。

例えば、企業の事業が失敗した場合、株主や取引先、投資家などのステークホルダーは金銭的な損害を受けます。また、プロジェクトを成功させたプロジェクトメンバーは信頼を得ることができますし、プロジェクトによって社会貢献をすれば企業の経営者の社会的信頼性も上がります。

このように、組織の活動結果が直接影響する人や団体が、直接的ステークホルダーに分類されます。

間接的ステークホルダー

間接的ステークホルダーとは、組織の活動結果によって間接的に影響を受けるステークホルダーのことです。

例えば、企業の事業が失敗して倒産してしまった場合、その企業で働いていた従業員の家族は世帯収入が減少するなどの間接的な損害を受けます。また、企業の活動が社会的に評価されて企業の周辺地域が活性化されれば、地域社会が利益を得るというケースも考えられます。

このように、組織活動の影響を間接的に受ける人や団体が間接的ステークホルダーに分類されます。

企業に望まれるステークホルダーへの姿勢

それでは、企業がステークホルダーに対してどのような姿勢で接するべきなのかをみていきましょう。

信頼関係を第一に考える

企業が活動する上で考えるべきは、ステークホルダーとの信頼関係です。

ステークホルダーからの信頼は、企業価値に直結します。例えば、プロジェクトを進行する上では、自社の利益を考えるとともに、それによってもたらされる取引先の利益や、地域社会への貢献などにも配慮する視点を持たなくてはなりません。

企業活動(プロジェクト管理を含む)においては、「ステークホルダーからの理解」が重要だといえます。

直接的ステークホルダーだけを意識しない

企業が意識すべきは、株主や取引先といった直接的ステークホルダーだけではありません。その先にある間接的ステークホルダーの存在にも配慮が必要なのです。

例えば、直接的ステークホルダーである従業員の雇用を守るということは、その従業員たちの家族を経済的に守るということでもあります。このことを意識できているか否かは、企業価値を大きく左右する要素なのです。

知っておきたいステークホルダーの関連用語

ステークホルダーには、関連する用語がいくつか存在します。ここでは、それら関連用語を確認していきましょう。

ステークホルダー分析

ステークホルダー分析は、ステークホルダーを影響力や関心度などの指標で分析する手法です。

例えば、社長と〇〇部長の分析を行う場合です。決裁者である社長は影響力の大きなステークホルダーですし、プロジェクトに深く関わり、方向性を左右する〇〇部長は、影響力・関心度が共に高いステークホルダーであるといった分析ができます。

このような分析を各ステークホルダーに対して行うことで、それぞれへの適切なアプローチ方法(報告や相談など)でステークホルダーとの関係性を構築できます。

ステークホルダーマネジメント

ステークホルダーマネジメントは、利害関係者をうまく巻き込むための管理です。

上述のステークホルダー分析もステークホルダーマネジメントの一環だといえます。ステークホルダーは立場や知識なども違いますので、各ステークホルダーへの対応を適切なものにしなければなりません。簡単にいえば、「どのように接するかなどを計画」して管理することです。

ステークホルダー・エンゲージメント

ステークホルダー・エンゲージメントとは、ステークホルダーの期待や関心を把握する方法のことを指します。

つまり、ステークホルダーの満足度を向上させるための方法です。ステークホルダーには、株主やユーザー、取引先などあらゆる立場の人や団体がいます。そのすべてのステークホルダーを満足させるために、活動の見直しやテーマの特定などを計画・実施しなければなりません。

ステークホルダー・ダイアログ

ステークホルダー・ダイアログとは、ステークホルダーの意見を経営やプロジェクトに反映させるために、さまざまな立場のステークホルダーを集めて対話をする場のことです。

つまり、ステークホルダーとのコミュニケーション手段のひとつだといえます。

ステークホルダーと混同しやすいストックホルダーとシェアホルダー

最後に、ステークホルダーと混同しやすい用語も確認しておきましょう。中でも混同しやすいのが「ストックホルダー」と「シェアホルダー」です。

まず、ストックホルダーとは株主のことです。企業の株を保有している株主すべてを指します。一方、シェアホルダーは、株主の中でも大株主、つまり経営に影響を与えることができる株主のことです。

ステークホルダーとの違いを簡単に表現すると以下のようになります。

  • ステークホルダー:利害関係者すべてを指す用語
  • ストックホルダー:利害関係者の中でも株を保有している「株主」を指す用語
  • シェアホルダー:株主の中でも経営に影響を与える「大株主」のことを指す用語

この3つの用語は混同しやすいため、区別できるようにしておきましょう。

まとめ

ステークホルダーを意識することは、企業全体、そしてプロジェクトを取り仕切るポジションのPMやPLにとっても重要なことです。活動においてステークホルダーがだれなのか、ステークホルダーにどう接するべきなのかを理解し、計画を立てて管理をすることが大切です。

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