マルチタスクは幻想だった!?ナレッジワーカーへの調査で判明した「仕事への集中」と生産性の関係
2020年、新型コロナウイルスにより、世界中のナレッジワーカーの労働環境が一変しました。
日本も例外ではなく、リモートワークへの突然の移行は、企業のDXを急激に加速させ、2021年を迎えた今もなお多くの組織がこのカオスな状況から脱するために試行錯誤しています。
Asanaでは、世界中がグローバルパンデミックによる影響と格闘する中で、働き方がどのように変わってしまったのか、また復活を遂げるにはどのようなステップを踏む必要があるのかを世界の13,000人以上のナレッジワーカーの意欲や行動から分析した検証レポート、“「仕事の解剖学」インデックス2021”を発表いたしました。
このレポートでは、カリフォルニア大学バークレー校 教授であり、認知神経科学者で、「生産性の科学」-少ないストレスでチームの重要な仕事を達成させるための研究を行うサハル・ユーセフ氏に協力いただき、検証結果に関しての見識をいただいています。
今回はサハル・ユーセフ(Sahar Yousef)氏をお招きし、Asana Japan 代表取締役ゼネラルマネージャー 田村 元と特別対談を行いました。
チームに少ないストレス下で重要な仕事を達成させる「生産性の科学」を研究するユーセフ氏から、いま世界で起こっていること、日本における働き方、更には私たちがこれからどうしていけるのか、など研究結果に基づいた、科学的かつ実践的なお話をぜひご覧ください。
アジェンダ

AoWの結果からナレッジワーカーの1日を支配し続ける
「仕事のための仕事」からの解放を読み解く手がかり
Asana Japan株式会社
代表取締役ゼネラルマネージャー
田村 元

認知神経科学者 Sahar Yousef 博士に聞く、
「仕事のための仕事」による弊害
カリフォルニア大学バークレー校教授・認知神経科学者
サハル・ユーセフ 氏
ディスカッショントピック
- Becoming Superhuman Lab での研究内容、生産性の科学について
- 「集中する」というのは、どのような状態であるのか。
- 本来集中すべき業務中に気が散る状況が蔓延する日本における問題点とは何か。
- 「集中しよう」という、明確な意思を持っていても意図的に集中することはできないのはなぜか。
- 「集中が欠かれる要因」は何か、人は集中するのに何が必要か?
- 集中を阻害する要因をなくすには、どうすればよいか。