目標達成シートとは?その書き方やビジネスでの活用例と注意点を解説

 2021.09.02  ワークマネジメント オンライン

企業でも従業員個人でも、目標を立ててそれを達成する努力は欠かせません。そこで利用したいのが目標達成シートです。目標達成までに必要な要素を見える化することで、達成までの道筋も見えてきてモチベーションの維持にもつながります。本コラムでは、そもそも目標達成シートとは何で、それを活用する理由は何なのかを確認しながら、目標達成シートの書き方からビジネスでの活用例や注意点を解説します。

目標達成シートとは?その書き方やビジネスでの活用例と注意点を解説

目標達成シートとは

目標達成シートとは、目標を見える化する方法のひとつです。

具体的には、「3×3マス」のブロックを9つ組み合わせて、目標達成に必要な要素をシートに書き出すことで、目標を見える化します。最終的な目標を達成するためには何をすべきか、関連性のある要素ごとにまとめて把握できるツールとして活用できるものです。

シートに書き出したすべての要素を達成したとき、最初に描いた最終的な目標が達成できているでしょう。

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目標達成シートを活用する理由

それでは、目標達成シートを活用する理由をみていきましょう。

目標をはっきりと意識できる

目標達成シートを活用する理由は、目標をはっきりと意識できるからです。

目標達成シートを活用すれば、最終的な目標はもちろん、それを達成するための要素(小さな目標)を目で見てはっきりと認識できるため、今すべき行動や次に考えるべきことがすぐにわかります。

目標をみつけても、頭の中で考えたりイメージしたりするだけでは具体的に動けないことが多いのですが、目標を見える化すれば「やるべきこと」を意識して行動できるようになります。

書き出すことで整理されて論理的に考えられる

目標とそれに付随する要素を書き出すことで、目標達成に必要なことを整理できます。

やはり、頭の中で「あれをやって、次にこれをやって・・・」と考えていても、具体的に何から着手すべきかを整理できない場合が多いのです。目標達成シートにやることを関連付けて書き出すことで、目標達成に向けた行動がとりやすくなります。

目標達成のためのモチベーションを維持できる

目標達成に必要な事柄が具体的に見えれば、モチベーションの維持につながります。

例えば、目標を決めてそれを達成するための行動を描いても、実際に「何をやるべきか」で迷ってしまってはモチベーションが低下してしまうのです。しかし、目標達成シートを活用して見える化すれば、迷うことなく行動を起こせるので、モチベーションを維持して目標に進んでいけます。

目標達成シートの書き方・作り方

それでは、目標達成シートの書き方をみていきましょう。大きく5つのステップに分けると作りやすいでしょう。

準備するもの

まずは、準備するものを確認しましょう。

目標達成シートは、紙と鉛筆・ボールペンだけでも作れますし、Excelを利用して作成できますので、どちらか使い慣れているものを用意しましょう。

どちらかといえば、紙に書いたほうがマスの大きさなども調整でき、手も一緒に動かすことで目標を意識しやすくなると思いますので、手書きをおすすめします。

5つのステップ

それでは、5つのステップで目標達成シートを作っていきましょう。

  • ステップ1:3×3のマスを書く
    まずは、以下のような「3×3」のマスを書きましょう。
    3×3のマスを書く
  • ステップ2:中央に目標を書く
    「3×3」のマスの中央に、達成したい最終目標を書きます。
    中央に目標を書く
  • ステップ3:周りの8マスに目標達成に必要な要素を書く
    次に、中央の「達成したい最終目標」を中心にした周りの8マスに、最終目標達成のために必要な要素(何をすべきか)を書いていきましょう。
    ここでは、「必要な要素」をA~Hで表しています。
    周りの8マスに目標達成に必要な要素を書く
  • ステップ4:8つの要素を中心にした3×3のマスを書く
    必要な要素を記入したら、AからHを中心に、さらに3×3マスを書きます。
    8つの要素を中心にした3×3のマスを書く
  • ステップ5:8つそれぞれの要素を達成するために必要な要素を8つずつ書く
    最後に、8つそれぞれの要素を達成するために必要な「やるべきこと」を、それぞれ8つずつ書きます。
    8つそれぞれの要素を達成するために必要な要素を8つずつ書く

これが目標達成シートであり、「やること」を実行していくことで、中央にある「達成したい最終目標」を達成します。

このように見える化できれば、次に何をすべきかが明確になり、行動に迷いが生じることもなく、モチベーションの維持にもつながるのです。

ビジネスでの活用例

それでは、目標達成シートをビジネスで活用する例をみていきましょう。

従業員の育成

目標達成シートは、従業員の育成にも活用できます。

従業員一人ひとりが目標を持ち、それを達成するための手段とモチベーション維持を実現できるのです。目標達成のために、個々の業務に対する目標達成シートを作成してもらうとよいでしょう。

目標達成シートの作成を強制することは難しいかもしれませんが、手法のひとつとして周知することで多くの従業員に目標達成シートの活用をうながし、習慣化していくこともできます。

目標達成に対する人事評価の参考に

目標達成シートを書いてもらうことで、人事評価に活用できます。

従業員が自身の目標をどれくらい達成したのか、目標達成シートを絶対評価の参考にするなど、公平な基準のひとつとして導入すれば、目標達成シートの活用を従業員に広められます。また、習慣化すれば企業全体の業務効率化や生産性の向上にもつながるでしょう。

絶対評価については【相対評価と絶対評価の違いを知る重要性とは?企業に求められる評価制度とそのポイントを解説】で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

目標達成シートの注意点

メリットの多い目標達成シートですが、ここでは活用時の注意点を確認していきましょう。

目標達成シートはあくまでも「目標を見える化」するツール

目標達成シートの目的は、あくまでも「目標を見える化」するツールとして活用することです。

つまり、目標達成シートを作成すればだれもが最終目標を達成できるとはかぎらないということです。個人の取り組み方にもよりますし、「やらされている」といった状態になるとノルマのようにプレッシャーを感じる従業員も出てくるでしょう。

目標達成シートはひとつのツールであることを意識して、個人が積極的に利用する環境を作ることも大切です。

それぞれの要素を達成するための細かなタスクも必要

目標達成シートに記入した事項だけを実行しても、目標を達成することは難しいでしょう。

それは、それぞれのシート(マス目)に記入する項目では「何をするのか」といった単純な文言であり、目標達成の手順ではないからです。つまり、それぞれに記入された「やること」を達成するためには、細かなタスクも必要だということです。

目標達成シートを利用する場合には、目標達成シートの作成自体が目標にならないよう、その活用方法も理解しておくことが大切です。

まとめ

目標達成シートで、最終的な目標からそれに関連する要素を見える化することで、行動を起こしやすくなります。目標達成シートの活用方法としては、従業員一人ひとりのモチベーション維持にも役立ちますし、人事評価として用いる方法も考えられます。目標達成シートの目的や使い方を把握して、ビジネスシーンでも活用してみましょう。

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