ニューノーマルの働き方とは?課題についても解説

 2021.06.15  ワークマネジメント オンライン

新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに、「ニューノーマル」という言葉をよく見聞きするようになりました。ニューノーマルによって人々の働き方も大きく変わりつつあります。本記事では、ニューノーマルとは何か、ニューノーマル時代の働き方や課題など、ニューノーマルに関してどのようなことを意識すればよいのかを解説します。

ニューノーマルの働き方とは?課題についても解説

ニューノーマルとは

2019年12月、中国武漢市から広がったとされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界中の生活様式を一変させました。発生から一年以上が経過し、ワクチン接種が各国で始まりました。しかし、今でもその影響は大きく、「ウィズ・コロナ時代」などとも言われているように、一部の識者はウイルスと共存しながら暮らす新しい生活様式を説くまでになっています。

「ニューノーマル」とは、このような状況下で一般化しつつある言葉です。「従来の常識が転換する」場面で活用されるケースが増えてきています。例えば、マスクの日常的な着用をはじめとした飛沫感染・接触感染への対策などは1年以上も続いており、もはや「新たな日常生活様式=ニューノーマル」として定着しつつあります。

ニューノーマル時代の働き方

ニューノーマル時代はプライベートなライフスタイルのみならず、企業社会にも大きな影響を与えています。以下ではその数々の変化による新しい働き方を解説します。

リモートワークの普及

コロナ禍において、企業は今までとはまったく異なる働き方を導入する必要に迫られました。感染リスクを避けるため、取引先への訪問はもちろん、通勤時の公共交通機関での「密」を避けるためにも自社への通勤・出社すら極力避けるべきものとみなされ、リモートワーク(テレワーク)が政府・行政から推奨されました。これによって大企業を中心に、出勤しなくてもできる仕事のスタイルとして、自宅で行う在宅勤務が急速に普及しつつあります。

従来とはまったく異なる働き方のリモートワークは企業に大きな混乱を与えました。しかし、新時代の柔軟な働き方の1つとして、あるいはオフィスの縮小を可能にするコスト削減の方法などとして、プラスの価値も見いだせます。

業務のオンライン化

リモートワークの導入と並行して必然的に普及していったのが、業務のオンライン化です。感染リスクを避けるため、会社に出勤せずにリモートで勤務するには、これまでオンプレミス環境でシステムの管理運用を行っていた会社もクラウド環境に移行させるなどして、業務全般をオンライン化させる流れが加速しました。

この流れは会議のように顔を突き合わせて行っていた業務にも波及し、ビデオ会議システムなどを活用し、オンラインで会議を行う企業も増えています。また、これは企業間の商談や打ち合わせなども同様です。顧客先への営業活動もリモート営業へシフトしています。

消費者ニーズの変化

感染リスクを避けるため、外出の自粛要請が強く呼びかけられる中、消費者も家から出ることができず、消費活動にもニューノーマルな時代を反映した変化が起きています。それがいわゆる「巣ごもり需要」と言われるものです。

巣ごもり需要とは、外出しなくても購入できる商品やサービスを希求する声が高まったことを反映した言葉です。例えばテレビゲームやフードデリバリーのほか、電子書籍や動画配信サービスなど、デジタルコンテンツの需要増がこれに当たります。

これはいっぽうで飲食業や旅行業、レジャー施設などのように、移動や対面での交流を前提とした業界が置かれた厳しい状況の裏返しでもあります。行政による補償問題も含め、今後の動向が注視されています。

ニューノーマルな働き方の課題とは

ニューノーマルな働き方はノウハウ不足も手伝って、企業にさまざまな問題を発生させました。以下では、ニューノーマルな働き方の代表的な課題について解説します。

コミュニケーション不足

ニューノーマルな働き方を象徴するものがリモートワークですが、リモートワークに対する不安・不満の中でも耳にする機会が多いのが、コミュニケーション不足の問題です。

例えばオフィス勤務なら普段何気なく確認していたことも、リモートワークで顔を合わせずに仕事をするようになることで、電話やメール、チャットなどのツールを利用し、誤解がないように念入りに確認する必要が出てきます。こうしたコミュニケーションツールの活用がうまくいかなければ、チームの情報共有に齟齬をきたし、コミュニケーション不全に陥る場合があります。

また、リモートワーク環境下では、上司と部下が互いに「サボっているのではないか」「真面目に仕事していてもサボっていると思われるのではないか」と不信感に駆られがちです。かといって、頻繁にパソコンの前に座っているか確認したり、リモート会議を頻繁に行ったりすることも無駄や不満を生じさせやすくなります。リモート環境下では多くの企業がこのような問題に突き当たり、コミュニケーションやマネージメントの課題解決に頭を悩ませています。

セキュリティ対策

リモートワークやオンライン化の実用にあたっては、セキュリティ対策も問題視されています。コロナ禍のリモートワークにおいては、社用のPCやスマートフォンなどで自宅などから機密情報を扱うこともあるでしょう。そのため、情報セキュリティへの対策は従来以上に強化する必要が出てきました。

例えば、従業員が自宅PCから接続する場合は、そのPCにインストールされているソフトウェアがフリーソフトなどの場合は、会社の業務システムにウイルスが混入したり、予期せぬバグを誘発したりするリスクを含みます。

また、上司の目も届かない中、業務上の機密情報やシステムの安全な利用を遵守するためには、システムのハード的な整備と共に、従業員一人ひとりの情報セキュリティに対する意識の底上げが非常に重要です。

環境整備

リモートワークや業務のオンライン化の実現には、それに適した環境整備をいかに行うかも重要です。ニューノーマル時代には、デジタルトランスフォーメーション(DX)への対応も求められるため、さまざまなツールの導入などデジタル技術を活用していく必要があります。しかし、企業によってはホームオフィスの環境整備に割く予算がない場合もあり、ニューノーマルな働き方はそもそも難しい、あるいは無理に導入すれば業務の効率性に悪影響が出てしまう、といった課題も生まれます。

ニューノーマル時代に必要なこと

今までの常識とは大きく異なる変化を世界中が迫られているニューノーマル時代において、企業にはどんな能力や取り組みが求められているのでしょうか。

まず一番に言えることは、「DXの推進」です。主要先進国の中でも特に労働生産性が低いと言われる日本において、ITツールの活用はコロナ禍とは関係なく長年の課題でした。コロナ禍はこうした流れをさらに加速させるものであり、DXは企業内部の業務効率化はもちろん、関連企業や顧客にとってのユーザビリティの面においても重要です。

今後は企業の労務管理などのマネージメント業務についてもITツールを活用し、ニューノーマル時代の働き方に対応した方法に変革する必要もあるでしょう。

DXを推進し、ITツールを有効に使いこなすためには、「IT人材の育成や採用」も急務です。これはリモートワークの運用に際して、今でも多くの企業が課題を抱えていることからもわかるでしょう。

ニューノーマル時代の働き方においては、一部のIT担当者だけでなく、多くの一般従業員が少なくとも基本的なITの素養を身に付けていなくてはなりません。これは単にITツールの使用に限定した話ではなく、情報のセキュリティリスクについての意識変革も踏まえての素養です。したがって、労働者はこれまで業務で必要とされていた基本的なパソコンスキルに加え、最新のITツールを柔軟に業務に取り入れ、活用するためのITスキルとリテラシーが求められると言えます。

このように、ニューノーマル時代においては、感染予防対策と経済活動の両立を目指した働き方改革や組織変革が求められているのです。

まとめ

本記事では、ニューノーマル時代における企業社会の代表的な変化と、その中で企業が生き抜いていく上で大事なことについて解説しました。

ニューノーマル時代における代表的な働き方の変化はリモートワークの導入です。そこでは従来のオフィス勤務では顕在化しなかったさまざまなマネージメントの課題が生じています。しかし、リモートワークの運用に当たっては、従業員をいたずらに「監視」するのではなく、ツールを上手く利用して「管理」することこそが重要です。

「Asana」は、リモート環境においてもチームのオープンな連携を可能にするタスク管理ツールです。Asanaを活用すれば、チーム全体の業務や、各従業員が現在取り組んでいる業務もすべて「見える化」されます。管理者は部下の勤務状況を効率的にコントロール・サポートできるようになるでしょう。
ニューノーマル時代に適応した効率的な業務運用を実現するために、ぜひAsanaを活用してください。

https://asana.com/ja

CTA

RECENT POST「働き方改革」の最新記事


働き方改革

【3分でわかる】働き方改革とは?

働き方改革

働き方改革におけるデメリットとは?メリットも解説

働き方改革

テレワークから始める働き方改革!メリットや進め方とは?

働き方改革

分散型ワークとは?リモートワークとの違いと導入メリット

ニューノーマルの働き方とは?課題についても解説

RANKING人気資料ランキング

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング