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プロジェクト管理にWBSは欠かせません。しかし、初めてプロジェクト管理を任されたとき、何から手をつけたらよいかわからず「使い慣れたExcelで作成できないか」と考える人も多いのではないでしょうか。本コラムでは、ExcelでWBSを作成する手順や注意点、またExcelで使えるテンプレートも含めて紹介します。

初めてWBSの作成をするときは、何から手をつけてよいのかわからない人も少なくありません。しかし、身近なExcelでもWBSの作成は可能です。
そもそもWBSは、プロジェクトの構造を見える化するために作成するものですので、簡単に言えばプロジェクトの完成から逆算しながらタスクを洗い出す作業です。ですので、Excelのセルにタスクを書き出すことから始めると手をつけやすいでしょう。
Excelで作ったWBSは、列にタスクが並び、その右側に担当者や期間が設定されている表が完成するイメージです。タスクの列は「大項目」や「中項目」、「小項目」といった階層を行に並べて細分化すれば、わかりやすい表が作成できます。
WBSについては【WBSとは?そのメリット・デメリットからWBSを使う手順までを理解してスケジュール作成・管理に役立てよう!】で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
それでは、ExcelでWBSを作成する手順を詳しくみていきましょう。
マイルストーンについては、【マイルストーンとは?WBSとの関係性からマイルストーンの設定基準と書き方までを解説】で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
WBSの作成には、Excelのテンプレートを利用する選択肢もあります。
用意されているテンプレートはガントチャートを作成するものですが、ガントチャートの左側には必ずタスクを記載する列があります。WBS作成後にはガントチャートを作る流れがほとんどですので、ガントチャートのテンプレートをそのまま活用するのが効率的です。
中でもMicrosoftの「シンプルガントチャート」ならば、前述した「 ExcelでWBSを作成する手順」をそのまま利用できる構成になっています。無料で利用できるため、一からExcelで表を作る手間を省きたい場合には、テンプレートを利用するのがおすすめです。
テンプレートは「Microsoft「シンプルガントチャート」からダウンロードできます。
WBSはExcelで作成できますが、注意点もありますので確認していきましょう。
Excelファイルは、データ容量が増えたり複数人で共有して利用したりするうちに、ファイルが破損することがあります。また、ファイルを誤って削除してしまうなどのトラブルも考慮して、定期的にバックアップを取っておきましょう。できれば、バックアップは一つだけではなく、世代管理をしておくとリスク軽減にもつながります。
プロジェクトを進める際には、Excelファイルを共有して複数のチームメンバーで更新します。
ですので、バックアップを取る際には「最新のファイルがどれであるのか」がわかりやすい形で管理をしなければなりません。最新ファイルと過去ファイルを間違えて更新すると情報管理が統制できなくなりますので、管理方法をメンバー全員で共有しておきましょう。
Excelは手軽で便利に利用できますが、スマホやタブレットでの管理には向いていません。その理由には、小さな画面では誤操作が発生しやすいことや、操作性が悪いことが挙げられます。
ですので、モバイル端末を利用するならば、Excel以外のプロジェクト管理ツールを利用したほうがよいでしょう。
プロジェクトの規模が大きくなると、ExcelでのWBS作成が困難であったり、視覚的に見づらい表になったりする可能性があります。
その場合は、Excelではなくプロジェクト管理ツールの利用がおすすめです。
例えば、プロジェクト管理ツールのAsanaは、WBSを直感的に作成できます。プロジェクトを構造化して整理するための機能を使えば、タスクのグループ化やタスクの割り当て、期限の設定を効率的に行えるのです。
Asanaの機能や利用方法については「プロジェクト管理」など、公式サイトを参考にしてください。
ExcelでもWBSは作成できます。Excelを使ってWBSを作成できるようになれば、プロジェクトの構造化やタスクの細分化についても学べるため、初めてWBSを作成する際には有用です。ただし、プロジェクトの規模や、利用するデバイス(スマホやタブレット)によっては操作性が悪く、管理が非効率になる可能性もあります。その場合はプロジェクト管理ツールの利用も視野に入れ、臨機応変に使い分けることも大切です。
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