「ワークライフインテグレーション」とは 生活に合わせた働き方を実現

 2022.06.20  2022.09.07

社員の生活を豊かにするワークライフインテグレーションを検討している経営者の中には、「ワークライフバランスとの違いがわからない」「具体的な実現方法を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ワークライフインテグレーションの概要から事例、導入のメリット、実現方法まで紹介しているので参考にしてください。

「ワークライフインテグレーション」とは 生活に合わせた働き方を実現

ワークライフインテグレーションとは

ワークライフインテグレーションとは、仕事とプライベートの垣根をなくして融合するという考え方のことです。ワークライフインテグレーションによって仕事とプライベートの相乗効果があると見込まれており、生活全体における質の向上が期待されています。

混同されがちなワークライフバランスは、あくまでも仕事とプライベートを分けることを前提としており、それぞれの比率を調整するという考え方です。ワークライフバランスも生活や人生の質の向上を目的としていますが、仕事とプライベートのどちらかに偏りが生じればもう片方を調整する必要があるなど、両方を同時に充実させることが難しい面がありました。そこでこれを一歩進め、両者の境界線をなくして統合させることで相乗効果を高めるのがワークライフインテグレーションです。

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具体的にはどんな働き方?

仕事とプライベートの融合というと、プライベートの領域に仕事が浸食してくるというネガティブなイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。ワークライフインテグレーションは個人の裁量と責任にもとづき、働き方を自らの価値観に合わせてデザインできる、より発展的な概念です。

ここでは、ワークライフインテグレーションを取り入れた具体的な働き方として、海外企業と国内企業の事例を紹介します。

海外大手アパレル企業の例

海外の大手アパレル企業では、ワークライフインテグレーションの考え方に基づき、さまざまな取り組みを行っています。

1つ目の取組みは勤務時間の振り分けを可能とすることです。上司などの合意を得た上で、週40時間の範囲において勤務時間を振り分けられる制度を運用しています。これにより、社員は生活リズムを自分で調整したり、プライベートの予定を立てたりしやすくなっています。

2つ目の取り組みは、勤務場所の縛りを弱くすることです。月単位で就労時間の20%の勤務場所を好きに選べるようにしており、社員は移動時間の短縮やリラックスした気持ちで仕事に取り組めるなどのメリットが得られます。

3つ目の取り組みは社内の環境整備です。社員の席を固定しておらず、社内の好きな場所で業務を行えたり、社内に用意されたジムやスポーツ競技が行える施設で運動ができたりと、社員が気軽に気分転換を行えるように配慮されています。

国内企業の例

日本国内の企業でもワークライフインテグレーションの取り組みが行われています。

国内ではリモートワーク(テレワーク)が推進されており、チャットツールなどを活用してワークフローシステムを構築することで、働く場所を選ばない働き方を実現する企業が増えています。働く場所の制限をなくすことにより、社員はプライベートと同じようなリラックスした環境で業務を行うことが可能です。

業務時間を柔軟にする取り組みも行われています。業務しなければならないコアタイムを設定しつつ、それ以外の勤務時間を規定の範囲内で自由に決められるフレックスタイム制度を運用するなど、時間の制約を最小限に抑えることで、社員の抑圧感を取り除く効果が期待できます。

コロナ禍でリモートワークが浸透したことで、日本国内でもワークライフインテグレーションの考えが普及しつつあるようです。

ワークライフインテグレーションを実現するメリット

ワークライフインテグレーションを実現することで得られるメリットは次の2つです。

  • 多様な選択肢が持てる
  • 生産性が向上する

これらのメリットについて詳しく説明します。

多様な選択肢が持てる

リモートワーク(テレワーク)のような場所を選ばない働き方が導入されていると、子育てや介護、病気療養中であっても意欲さえあれば働くことが可能です。そのため企業としても、プライベートの事情を理由として貴重な人材に離職されるのを防げます。

通勤時間が削減されることによって、プライベートの予定を入れやすくなるほか、スキルアップ講座に参加するなど、より多くのことに注力できるようになります。勤務地に縛られないため幅広い人材を迎えられるので、優秀な人材を確保することにもつながるでしょう。

さらに柔軟な働き方が可能となることで、社員はプライベートを犠牲にすることなく業務を行えます。息抜きしやすい環境で業務に従事できるのでストレスがたまりにくく、社員の幸福度や充実度が高まるでしょう。

生産性が向上する

モチベーションが上がる、気持ちが安定し物事を前向きに捉えられるようになるなど、社員に精神的な影響を与えられ、生産性の向上につながります。

気軽に気分転換できる環境で働くことで社員はリフレッシュした気持ちで仕事に臨めるため、仕事への集中力や意欲を高めやすいといえます。前向きな姿勢で業務に取り組むことで一定の成果も期待できることから、企業の成長にもつながります。

ワークライフインテグレーションを実現するには

ここでは、ワークライフインテグレーションの実現に向けたフレックスワークとリモートワークの導入について説明します。

フレックスワークを導入する

ワークライフインテグレーションを実現するためには、フレックス制やフルフレックス制といったフレックスワークの導入が欠かせません。フレックスワークには、部分的に勤務時間を固定するコアタイム制と、完全に社員の裁量で勤務時間を設定できるフルフレックス制があり、ワークライフインテグレーションにはフルフレックス制の導入が理想です。フルフレックス制の導入によって、プライベートの時間と勤務時間を自由に組み立てやすくなります。

一方、就業規則への規定や労使協定の締結、総労働時間の設定、労働基準監督署への届出などさまざまな手続きが必要となるのが導入する際の注意点といえるでしょう。

リモートワークの環境を整備する

自宅やカフェ、サテライトオフィスなどの自由な場所で業務を行うリモートワークは、ワークライフインテグレーションの実現に欠かせません。優秀な人材が集まりやすくなるなど、企業にとってもメリットが大きい制度です。

ただし、社員を管理しにくい、業務の進捗を把握しにくいといったデメリットもあります。コミュニケーションが不足することで、孤独や不安を感じたり、チームでのタスクがやりづらくなったりする社員もいるでしょう。これらのリモートワークが抱えるデメリットを解消するためには、Asanaのような業務管理ツールの導入が必要です。

Asanaはタスク管理や進捗管理、ワークフローシステムの構築など、多様な機能が搭載されている上に、チャット機能によって社員同士のコミュニケーションもとれます。ワークライフインテグレーションの実現には、リモートワークの環境が1つで整えられるAsanaの導入がおすすめです。

まとめ

仕事とプライベートを融合させるワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートを切り離して考えるワークライフバランスとは異なり、より自由で柔軟な働き方を可能にするものです。一方で、実現のためには課題も存在します。特に難しいのがフルフレックス制とリモートワークの導入であり、これらの解決には社員の管理や業務管理、コミュニケーションを円滑に行えるツールが必要となります。

ワークライフインテグレーションの実現を考えている方は、進捗管理やコミュニケーションなどを一貫して行えるツール、Asanaの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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